電磁波測定士を取得した理由

なぜ、電磁波測定士を取得して活動をはじめたのか?

「インテリアと収納」「動線と間取り」から「住まいと暮らし」に関わって30年。

綺麗に見える → 快適に暮らせる → 安心に住める 
と視点がどんどん大きくなりました。

何故なら、
・どんなにステキに飾っても快適に暮らせているのか?
・お片付けをしてスッキリしたけれど、安全で安心できる住まいなのか?
・色んな角度からその方の幸せとは何か?
をくみ取っていくと活動の幅がどんどん広がりました。

住まいと暮しの健康診断は、そんな思いではじめたお客様とのファーストコンサルティングでした。
住まいの中で最も重視して着手すべき問題点を処方箋としてご提案しています。
はじめに着手してほしい事は、家具のレイアウト変更の方や、床下確認の方や、耐震診断の方など様々です。
家が健康であるか住む人にとって、安全であるかどうかに注目して、ヒアリング現地調査を行っています。
そこから収納やインテリアのご相談も承っています。

そんな中、私自身が新築戸建てに引っ越してから不調に見舞われました。
頭痛、耳鳴り、気分が悪い、鬱々する、肩こり、不眠、自室にいると悪いことばかり考えるようになり、ひとりになると涙がでる始末。
きっと主人の母と弟との同居で気を使いふさぎ込んでいるのだと思い込んでいました。

自分たちの寝室は北向きで暗く、そこに作ってもらった2畳の仕事スペースは小さな窓の外に隣家の窓があり日中も厚手のレースを閉めている状況。家族が日中も夜中も使うトイレの隣で音が気になりながら暗く狭いところに押し込められて仕事をしているような気になり自分の環境を恨んでいました。

しかし、夜中にPC作業をしていて頭がもやもやしたり、これ以上何も考えられなくなったり、これまでに経験したことの無い何とも言えない嫌な気分になることがありました。

もしかして、電磁波?とはじめに思ったのは、
母がIHキッチン調理中にクラっときたり鼻血が出たりした時です。
病院で検査をしてもらっても異常がありません。
その時は、主人にもしかすると電磁波かもと伝えて電磁波対応エプロンを購入しました。
後から学ぶとそれは全く効果は無いことがわかりましたが・・・

私以外の家族3人は、全くそんなことは感じることなく心配もしていません。
影響を感じていたのは、私だけでしたが、やはり学んで自分で確かめようと思い日本電磁波協会にたどり着きました。

まずは、2級を学びに車を飛ばして神戸へ行きました。
屋内配線からの影響を知り愕然としました。

あんなに間取り・動線・配線・収納・インテリアにこだわって計画した住まいなのに何故?
主人の実家の立て替えでしたので、全て私のプランが通るわけではありませんが、できるだけのアドバイスは行い意見を通してもらったところもあります。

しかし、私の苦手な電気の計画はお手上げで、主人にお任せでした。
気が付けば、大型太陽光パネルが屋根一面を覆い、各部屋には、細やかなコンセントとインターネット有線ケーブルエアコンは、合計7台設置、照明器具もダウンライトやダクトレールが各所に配置されました。

これを機に我が家は、電気自動車2台となり、充電給電ができるパワーコンディショナーがダイニングルームから出入りできる場所に設置されました。
配線が多すぎて回路数はMAX分電盤は1階と3階小屋裏の2個所に分かれています。
現在家の中には、Wi-Fiルーターが3台あります。

ということで、我が家の屋内配線の量は、半端ありません。
建設途中の写真を細かく撮っていましたので知っています。

私の2畳の仕事スペース座っている後ろの壁に配線の大きな束が通っているのを!
しかし、測定してみなければはっきりと屋内配線の影響とは断言できません。
しかも1級にならなければ測定できません

人間とは、危険かもしれない状況になっても、いやいやきっと大丈夫、と何事もないことを期待する動物です。

私の中でも、こんな配線だらけの家にしてと主人を恨んだり、いやいやこんな便利で快適な家に住めているのだし、自分以外はなんともないのだから電磁波被害とは思うまいと否定する二人の自分との戦いでした。

しかし、どうしてもこの不調の原因を知りたい、改善できることならやってみたいという気持ちが強く、コロナで8か月も受講が伸びましたが、ようやく2021年8月下旬に1級の資格を取得して自宅を測定しました。

やはり床壁からの電磁波は高く、ようやくPCと部屋からダブルで電磁波を浴び続けていたことを確信しました。
9月には、頻繁におこる不整脈で検査を受けました。
心臓も電気信号で動いているから病院の先生に言われ、ハッとしました。

自分の対策のスタートは、寝室を変えることでした。

私の寝室は1階の入電分電盤の上にあり、3階小屋裏からの配線の束がベッドの上を通り2階の配線と合流して私の仕事スペースを通って1階分電盤に下りています。

寝室で,、耳鳴りがはじまり頭痛や不眠や気分が悪くなったりしていたので(主人のいびきと寝相の酷さが不眠の原因かもしれませんが)、思い切って配線が最も少ない1階の仏間で布団を敷いて寝ることにしました。

アースリネンシーツをプイラグインアースで除電しながら。
気づくと朝起きてからが楽になり気持ちが落ち着くようになりました。

仕事も小さな折り畳みテーブルを持って降りて仏間でするようにしました。
もちろんPCもプラグインアースでつなぎながら
別室にできたのは主人が家にいる時間が長くなったのも幸いしました。

その後、3階の小屋裏で仕事ができるように模様替えをした際、小屋裏床の電場が高かったので、床にアースシートを敷きPCと両方除電しながら過ごしています。

耳鳴りが完全になくなったわけではありませんが、前のような頭痛や頭がクラクラする嫌な気分になることはなくなりました。
耳鳴りは家の中のなにかしらの電気音かもしれませんし…
とにかく「安心して過ごせるよになった!」ことが最大の効果でした。

以上が、私自身の経験談になります。